このところ、いつになく一日が早く過ぎていくような日々を送っています。ほんとこの1週間は「コミュニケーション週間」と言っていいくらい、たくさんの人と会いました。 職種も年齢も、私との関係も様々だったので、いろーんな話しが出来て楽しかったですよ。でもやっぱり、好きな人と話している時が一番リラックスします。。。それにしても、よく笑い、よく話し、よく食べたなぁ。
私、ひとつ気がついたことがあるんです。私の呼び名って結構たくさんあるんですよね。Emmeさん、本名の名前の後に『ちゃん』『さん』をつける、名字を呼び捨てにする(学生時代のあだな)、名前を呼び捨てにする(両親)、日舞の名取り名。あと、名前の後に『リン』をつける人が一人いた(ちょっと恥ずかしい)
その呼び名で、私とその人との関係、出会った時期がわかるのって面白いですよね。特に学生時代の呼び名は貴重です。その人がどんなに偉くなろうが呼び名は変わりませんもんね。私の場合、名字を呼び捨てで言ってくれる友達が一番ほっとします。無邪気でお転婆だった頃に戻れるような気がして。。。
実は今でもまだ、『Emme』と呼ばれる時に少し照れがあり、緊張するんです。まだちゃんと慣れていないんですね。 今は、廻りの人に「Emmeさんです」と紹介されることで、自分の方がEmmeに近づいていってる感じです。 まぁ、だんだんとね。自然にまかせよう。
これから先、私のうたを通じて出会う人は、みんな私のことをEmmeと呼ぶんですよね。当たり前のことだけど、ちょっと不思議な感じ。。。そうなることはとってもとっても嬉しいけれど、プライベートな呼び名も、ずーっと大切にしていきたいな。
今日はうららかな一日でしたね。お天気のせいなのか、楽しいおしゃべりに心が和んだのか、私の気分はふわーっと軽くて、とってもいい日でした。こんな毎日がずーっと続くといいのにな。昨日の私は、北風の吹くお天気から身を守るように硬くなっていました。実は昨日、半年前に亡くなったお友達の家へ行ってきたんです。彼女の住んでいた最寄り駅に着いた私は、急に胸がどきどきし始めて家へ行くのがこわくなり、足がすくんでしまったんです。彼女が元気だった頃、この駅前でくだものやケーキを買ってから遊びに行っていたものを、今日はお供えの花を買わなくてはいけないなんて、ほんと辛かった。 すでにきれいなお花が飾られていた彼女の部屋は、もう少ししたら彼女がそこへ帰ってくるような温もりが残っていました。 あなたはこの場所で、最後の力を振り絞って仕事をやり遂げたんだね。。。
何げなく部屋を見回していたら、私の持っている本と同じものがあったり、聴いてみたいCDを見つけたりして喜んでいたのですが、「もし彼女が今ここにいたとしたら、どんな気持ちがするんだろう。」そう思った瞬間、とても失礼ことをしている気になってきたんです。人の本棚や引き出しの中を見られるのって、すごくいやですよね。思わず心の中で「ごめんね」って謝りました。
今回、彼女のお母さんのご好意で『形見』になるものを頂いたんです。私、形見というものは初めてなのですが、心にずっしりとくるものですね。きれいな木箱に並べられたアクセサリーの中から、一番初めに目に止まった指輪を選びました。それは、乳白色にほんのり空色がかった、雲の流れの断片を見ているような美しい指輪です。正直な気持ちを言うと、とても愛おしくて大切にしたい気持ちと同じくらい、形見なんていやだよ、なんで私がはめているんだよーという、何とも言えない怒りの気持ちも沸き上がってきています。彼女がいなくなった現実を、心の深い部分ではまだ認めていないんですね。。。すべては時間が癒してくれるのを待つしかないのでしょう。帰りがけにお母さんがおっしゃった「とてもさみしいけど、いつでも娘は私の心にいるのよ。そして、いつも話しかけているの」という言葉と表情に、私は母親の強さと深い悲しみを見ました。そうだよなぁ、お母さんの抱える様々な想いにくらべたら、私なんて。。。それでもさ、やっぱりさみしいよ。
今日はエイプリルフールでしたね。さすがにもうウソはつきませんが、学生の頃は友達を騙したりしていましたね。中学3年のエイプリルフールの日、私は忘れられない思い出を作ってしまいました。その頃私は、女友達3人組でいつも一緒に遊んでいました。「黄桜一座」という名前をつけて、休み時間のたびにその頃テレビで流行っていた山口百恵主演の「赤いシリーズ」や「太陽にほえろ」の一場面を再現する遊びをしていたんです。ひとりは百恵ちゃん役、他は三浦友和、宇津井健、片平なぎさなど、その時々で役は変わります。今思い返すと、ものすごい想像力と演技力だったと思いますよ。即興でよくまぁあそこまで真剣にやっていたものです。ほんと、個性的な3人でした。そのうちの一人、Kちゃんに私はとんでもないウソを言ってしまったんです。「今、Kちゃんのお父さんが倒れた」って。。。ショックを受けたKちゃんはその場で泣いてしまいました。 なんて、なんてひどいこと言っちまったんだ!!!すぐにウソだ言って謝りましたが、その日はもう、どん底の状態でした。優しいKちゃんはすぐに許してくれたけど、今思い返しても胸がチクッと痛みます。言ってしまったことは取り返しがつかないんですよねぇ。今は騙すようなウソはつきませんが、時々嫌味なことを言いたい自分が顔を出すことがあります。何でだろうなぁ。いけないなぁ。。。
今日、日舞のお稽古がありました。改めて「素直」になることの大切さを感じて帰ってきました。「素直な心」「裸の心」で稽古をしなければ、そこで芸は止まる。言い訳せずに言われたことはやってみる、無心になって。。。それなりに踊りのキャリアを積んで、社会的にも認められる世代になった者にとって、ほんとうの「素直な心」になるって意外と難しいものだと思います。でも、それがやれるかどうかで、上手い、下手を越えた、この先の芸が大きく変わっていくのでしょう。。。私は、子供の時と同じ気持ちで教えを乞うことの出来る喜びをしみじみ感じました。ある意味、師匠と私の間には、親以上の深い繋がりがあるのかもしれません。だって、いつも裸の心を見せている訳ですから。とても縁の深さを感じます。 日舞をやったお陰で一番に得たものは「肝がすわる」意味を体感出来たことです。白塗りの化粧をし、素顔がまったく消えると、もういつもの『わたし』ではなくなります。そして段々と役の世界に入っていき、重い衣装とかつらを付け、いよいよ緞帳(どんちょう)が開くぞ!という時と言ったら、もう恐怖で逃げ出したくなります。そこを何とか奮い立たせ「よし!やるっきゃない、出来る!」と自分に言い聞かせたその瞬間、「肝がすわる」のです。そうなれば心は安定し、たとえアクシデントが起きても冷静に対処することが出来ます。たとえば振りを忘れるとか、手拭いがかつらに引っ掛かるとかね。(実際に経験あり) もちろんこの前提には、お稽古を積んでいなくてはなりませんよ。やるだけのことはやった、という自信がなくてはね。 この「肝」の存在を感じることは、私にとってとても貴重なことであり、これからの私の「核」となるでしょう。
なんかこんな大仰なこと言っちゃって、ちょっと生意気ですね。そうです、芸の道はまだまだ遠く、深いのです。。。
3日前に作ったあざは、アイスノンのお陰で少し薄くなりました。でも精神的なダメージは昨日の方が大きかったですねぇ。いやな現実を受け入れるのって時間がかかるみたいです。ふと自分の顔を鏡で見ていたら、D.V.(ドメスティックバイオレンス)の事が頭に浮かびました。男の暴力を受け入れてしまう女性の心理は私にはわかりませんが、彼女達の受けた辛い幼児体験が、大きく影響しているそうです。父親に暴力をふるわれている母親を見て育った為に、同じような状況を作ることで妙な安心感を得たり、愛情不足の心の隙間を埋めるように「自分が我慢すればいずれ愛してもらえる」と暴力に甘んじるのだそうです。やるせないなぁ。でもそこから逃げ出すには、たとえしんどい作業でも最後は自分が強くなって変わるしかないんですよね。以前に私は「今の親から生まれてきた意味」を考えた事があります。決して仲が悪いとかではないのですが、もっとラクに心地よい関係を作りたかったのです。それで、ある時期から自分の意識を少し変えてみたんです。親子の繋がりは一生変わりません。でも「親と子」というより「個人対個人」という感覚を持って接するように心掛けたのです。お互いを尊重しつつ、言いたいことはきちんと言う。これがなかなか難しいのですが、私が変わると親も変わることは実感しました。それでもまだ、親はいつまでも親でありたいようです。いまだに「親にむかって」なんて言いますもん。まぁこのテーマは一生続いていくのでしょう。何はともあれ、まがることなく個性豊かに育ててくれた両親には感謝しています。話しは飛んでしまいましたが、D.V.含め、今の世の中には、心のよりどころになる存在が必要なのではないでしょうか。私の尊敬する佐藤初女さんが、まさにそんな人だと思います。 青森県に住む初女さんは、自分を見失いかけている人や心に風邪をひいた人を受け入れる「森のイスキア」という家を主宰なさっています。彼女は言います。「私は、ただひたすらに、相手のこころになって話しを聞くんです。その時言葉はいりません」そうしているうちに、彼ら自身の中から気づきが生まれ、自然と進むべき道が見えて歩き出していくのだそうです。「食はいのち」と初女さんはおっしゃっています。彼女の、食材に対する感謝の気持ちがそのままいのちの料理となり、人の心を癒し、救うのです。初女さんの丁寧な手料理(おにぎり)を食べて自殺を思いとどまった人もいたそうですよ。私の友達は、初女さんのことを、現代のマリア様と言っています。もっと詳しく初女さんの事を知りたい人は、彼女の著書「おむすびの祈り」を読んでみてください。いい本です。 さて、私は今日もアイスノンを顔に抱いて眠ります、冷たいよ〜。
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